介護の現場で本当に盛り上がるレクリエーション10選

現場で使えるアイデア

はじめに

介護施設やデイサービスで欠かせないのがレクリエーション活動。
しかし
「何をやっても盛り上がらない…」
「ネタがマンネリ化してしまう…」

という声もよく聞かれます。

この記事では、実際の現場で本当に盛り上がったレクリエーション10選を紹介します。
簡単に準備できて、利用者さんの笑顔につながるものばかりです。


盛り上がるレクリエーション10選

1.玉入れゲーム
 赤と白の玉をカゴに投げ入れる定番。身体を大きく動かせない方でも参加可能で、応援するだけでも楽しい。

準備物:カゴ(洗濯カゴやネットでも可)、赤白の玉(新聞紙を丸めてもOK)

やり方
 1. 利用者を赤組・白組に分ける
 2. 制限時間(例:1分)でカゴに玉を投げ入れる
 3. 入った玉の数で勝敗を決める

ポイント:座ったままでも投げやすい距離にカゴを設置する。応援も盛り上がる要素になる。

2.ペットボトルボウリング
 空のペットボトルをピン代わりに並べてボールを転がす。音が出るので達成感がある。

準備物:500mlペットボトル10本(中に少し水を入れると安定)、ボール

やり方
 1. ペットボトルを三角形に並べる
 2. 椅子に座ったままボールを転がして倒す
 3. 倒した本数を記録する

ポイント:水の量を調整して難易度を変える。倒れる音が心地よく達成感を得やすい。

3.新聞紙ちぎり競争
 制限時間内に新聞紙を細長くちぎって「一番長い紙」を作るゲーム。意外と夢中になれる。

準備物:新聞紙1人1枚

やり方
 1. 新聞紙を縦方向に細長くちぎっていく
 2. 制限時間(1〜2分)で一番長い紙を作った人が勝ち

ポイント:集中力と指先の運動になる。出来上がりをつなげて長さを比べると盛り上がる。

4.輪投げ
 座ったままでも参加でき、狙う楽しさがある。点数制にすると競争心も刺激できる。

準備物:ペットボトルや棒を立てて的にする、輪(紙皿を切って作ってもOK)

やり方
 1. 利用者は椅子に座ったまま輪を投げる
 2. 入った場所ごとに点数を設定
 3. 合計点で競う

ポイント:的の距離を変えることで難易度を調整できる。入らなくても笑える雰囲気作りが大事。

5.風船バレー
 風船を落とさないようにみんなで打ち合う。自然に笑い声があふれる人気種目。

準備物:風船(割れにくい100均の大きめ風船がベスト)、ネットやロープ(仕切り用)

やり方
 1. 2チームに分かれる
 2. 風船を落とさず打ち合う
 3. 制限時間内に落とした回数が少ない方が勝ち

ポイント:打つだけでも盛り上がる。ネットがなくても「落とさないチャレンジ」として全員で楽しめる。

6.今日は何の日クイズ
 誕生日や記念日をテーマにしたクイズ。雑談や思い出話につながり、会話が弾む。

準備物:ホワイトボードやプリント

やり方
 1. 今日が何の日かを出題(例:◯月◯日は「敬老の日」)
 2. ヒントを出しながら答えてもらう
 3. 関連する雑談や思い出話を広げる

ポイント:クイズそのものより会話が盛り上がることが大切。

今日は何の日はこの記事でOK↓

7.計算脳トレゲーム
 簡単な足し算・引き算をホワイトボードに出して、チーム対抗で答える。頭の体操にも効果的。

準備物:ホワイトボード、ペン

やり方
 1. 簡単な計算問題を出題(例:7+5=?)
 2. 個人またはチームで回答
 3. 点数を競う形にすると盛り上がる

ポイント:暗算が苦手な人には「みんなで答えを出す」形式で無理なく参加できるよう工夫する。

8.歌あてイントロクイズ
 昔懐かしい曲を流して曲名を当てる。世代に合わせた選曲で盛り上がる。

準備物:音楽再生機器、懐メロCDやプレイリスト

やり方
 1. 曲の冒頭数秒を流す
 2. 曲名や歌手名を答えてもらう
 3. 全員で歌ったり思い出話をする流れに発展

ポイント:世代に合わせた曲選びが重要。演歌・昭和歌謡は特に盛り上がる。

9.タオル体操
 タオルを使って引っ張ったり回したりする簡単な運動。音楽に合わせてやると楽しさ倍増。

準備物:タオル1本ずつ

やり方
 1. 両端を持って前後に引っ張る
 2. 頭の上に上げて伸びをする
 3. 音楽に合わせて5〜10分程度行う

ポイント:筋力アップだけでなく、音楽をかけて楽しむとレク感が強まる。

10.季節イベントレク
 正月は福笑い、夏はスイカ割り、秋は運動会、冬はクリスマス会など、季節感を取り入れると自然に盛り上がる。

  • 準備物:行事に合わせた道具(正月=福笑い、夏=スイカ割り、秋=紅白運動会、冬=クリスマス飾り など)
  • やり方
     1. 季節や行事に合わせたゲームや制作を行う
     2. イベント感を演出し、写真撮影して思い出作りに活用
  • ポイント:非日常感が利用者や家族に喜ばれる。スタッフの工夫次第で大イベントになる。

現場の声

Dさん(デイサービス介護士・現場歴12年)
「風船バレーは鉄板です。普段あまり表情が出にくい利用者さんも、風船を打ち返すと笑顔になるんです。」

Eさん(介護福祉士・現場歴7年)
「新聞紙ちぎり競争は準備も簡単で、意外なほど白熱します。勝ち負けにこだわるより、長くちぎれたときの達成感が大事ですね。」


まとめ

  • 盛り上がるレクリエーションは「誰でも参加できる」「笑いが起きる」ものがポイント。
  • 運動系・脳トレ系・会話系をバランスよく取り入れると飽きない。
  • 準備が簡単なものを中心に選ぶことで、スタッフも無理なく続けられる。

👉 レクリエーションは「楽しさ+健康+交流」を同時に実現できる重要な時間です。

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