はじめに
介護職として経験を積んだ後に、次のキャリアステップとして「ケアマネジャー(介護支援専門員)」を目指す人が増えています。
現場を知っている介護士がケアマネになることで、より利用者に寄り添ったケアプランを作れるという大きな強みがあります。
この記事では、介護職歴20年以上の介護士の視点から、ケアマネジャーへのキャリアアップの流れや現場で生きるスキルを解説します。
1.ケアマネジャーとは?
介護保険サービスを利用するためのケアプランを作成する専門職。
利用者や家族と面談し、医療・福祉・介護の関係者と連携して支援を調整します。
現場経験がある介護士がケアマネ(ケアマネジャー)になることで、より実践的な提案ができるのが強みです。
2.介護職からケアマネジャーになるメリット
利用者の生活全体を支える立場になれる
→ 介助だけでなく、生活設計や制度利用を含めて関わることが可能。
夜勤や身体的負担からの解放
→ デスクワークや訪問が中心となり、長期的に続けやすい。
キャリアアップによる収入増
→ 事業所や地域によるが、月収で数万円アップするケースも。

夜勤や入浴介助の負担については、詳しくはこちらの記事を → 『夜勤・送迎・入浴介助…介護現場で大変なこととその工夫』
転職やキャリア変更を考えるなら、詳しくはこの記事を → 『介護職を辞めたいと思ったときに考えるべきこと』
3.ケアマネジャーに求められるスキル
利用者の声を引き出すコミュニケーション力
医療職・介護職・行政との調整力
制度や地域資源に関する知識
冷静に優先順位をつける判断力
👉 これらは新人時代から意識して身につけておくと役立ちます。

他にもこの記事が参考になります → 『介護現場での新人がつまずきやすいポイントと解決法』
4.ケアマネを目指すステップ
受験資格:介護福祉士などの資格を取得し、実務経験を積む
試験合格:介護支援専門員実務研修受講試験に合格
研修受講:実務研修を修了して資格登録
現場デビュー:居宅介護支援事業所や施設のケアマネとして勤務
👉 受験資格の中でも介護福祉士は代表的。
詳しくはこの記事を → 『介護福祉士国家試験の概要と合格のコツ』
5.現場の声
40代女性・介護士からケアマネへ
「介護の経験を活かして利用者の立場に立ったケアプランを作れるのがやりがい。現場経験があるからこそ、他のスタッフの大変さも理解できます。」
まとめ
ケアマネジャーは介護職からの自然なキャリアアップの道。
現場経験は大きな強みとなり、利用者・家族・職員から信頼されやすい。
長期的な働きやすさと収入アップも期待できる。
関連する資格・新人時代の学び・現場での工夫については他の記事も参考にしてください。
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