デイサービスの1日の流れを利用者目線で解説〜介護職歴20年以上の介護士が解説します〜

基礎知識・制度解説

はじめに

デイサービスを利用する家族や、これから介護職を目指す方にとって「1日がどんな流れなのか」は大きな関心ごとです。
この記事では、介護職歴20年以上の介護士が、利用者目線でわかりやすく解説します。

この記事では、介護職歴20年以上の介護士が、利用者目線でデイサービスの1日を解説します。さらに、各活動の「目的」も示すことで、サービスの意味をより理解しやすくまとめました。

1.朝の送迎

職員がご自宅へ迎えに行く
車いす対応の車もあり安心
送迎時に体調チェックも

目的
自宅から安全に通えるようにし、家族の負担を減らす。

2.到着・健康チェック

バイタル測定(血圧・体温・脈拍)
今日の体調をスタッフと共有

目的
自宅から安全に通えるようにし、家族の負担を減らす。

3.入浴や機能訓練

個浴や機械浴を使い、職員が安全にサポート
理学療法士やスタッフによる運動訓練も実施。

目的
自宅での入浴が困難な場合でも清潔を保つ。身体機能を維持・向上させる。

※ 半日型デイサービスでは、午前中で入浴やリハビリを終えて昼食前に帰宅するケースもあります。

4.昼食

栄養士が監修したバランスの取れた食事を提供。
嚥下食やきざみ食など、個々に合わせた対応も可能。

目的
栄養バランスを確保し、誤嚥リスクを減らす。

※ 半日型の場合は昼食を取らずに午前で終了することもあり、利用者の生活スタイルに合わせて選べます。

5.レクリエーション

脳トレや歌、体操、手工芸など多彩な活動
季節行事や誕生日会も行われ、生活に彩りを添えます。

目的
心身を活性化し、孤立を防ぎ、楽しみや生きがいを感じられるようにする。

6.おやつタイム

午後はおやつとお茶で休憩。
仲間との会話を楽しむ貴重な時間にもなります。

目的
リラックスし、交流を深める。

7.帰宅準備と送迎

帰る前に服薬確認や忘れ物チェック
職員が送迎し、自宅まで安全に送り届けます。
家族へ「今日の様子」を伝えることも多いです。

目的
利用者が安心して帰宅できるようにし、家族との連携も図る。

現場の声

利用者Aさん(80代女性)
「家にいると誰とも話さない日もあるけど、ここに来ると友達ができて毎回楽しみです。」

家族Bさん(50代女性)
「母がデイサービスに通うようになって、私も安心して仕事に行けるようになりました。」

まとめ

デイサービスは「日中の安心と健康づくりの場」

健康チェック・入浴・食事・レク・おやつを通じて心身を支える

半日型・1日型があり、利用者の生活に合わせて選択可能

家族にとっても「安心」と「介護負担の軽減」につながる

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